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アヤの第2ボタンを熱望します。
 春なのにお別れですか。記念に下さい、ボタンを1つ……。


 学生服の多様化に伴って一部では廃れつつあるものの、
 今尚根強く残る“卒業式で好きな人の第2ボタンを貰う”という風習。

 第2ボタンだけが特別とされる理由については、
 曰く『日頃から触れる頻度が最も高いのが第2ボタン』であるとか
 『それぞれに意味があり大切な人を指すのが第2ボタン』であるとか
 『心臓に最も近いのが第2ボタン』であるなど様々謂われるが、

 そもそもは60年ほど前の戦争映画の中にて、戦場へ向かう若者が
 恋人に軍服の第2ボタンを残して行くワンシーンが由来だとされている。


女生徒A「アヤ、卒業の記念にあなたの第2ボタンを下さいッ」

 

アヤ「え……。うん、別に良いけど……」

 卒業を間近に控えた月守アヤの許へと殺到する女生徒たち。

 本来は異性間で成立する風習であり、アヤにとって理解し難いものではあったが
 他人から大々的に好意を表明されること自体、決して居心地の悪いものではなく、
 日頃から拒絶反応を見せがちなアヤも、これには寛容な態度を見せた。

女生徒K「抜け駆けズルい! じゃあ私は第1ボタンを下さいッ」
女生徒B「悔しいけど、アヤの物なら第3ボタンでも良いですッ」
女生徒2「例え第4ボタンでも一生の宝物にしますからッ」
女生徒8「余り物には福がある、第5ボタンでッ」

 こうして、アヤの制服のボタンは次々と奪われていった。

ミチ「アヤ、気を付けて! この子たちはボタンじゃなくて、
 最終的にアヤの制服を脱がせることが目的だよ!」

 

女生徒AKB28「「「ミチさえいなければ」」」

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世間は卒業式シーズンですね。

新しい生活を始める方、新しい世界へ踏み出す方、
僭越ながら陰ながら遠くより応援させて頂きます。

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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

【 2018/03/02 11:18 】

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