蓮、暫くは身体が食べ物を受け付けないってさ。
 『ミ●キーはママの味』とは、とあるソフトキャンディのキャッチフレーズである。
 これについては、商品キャラクターが“母親を食べたからママの味がする”という
 都市伝説が語られたりもするが……無論、それは第三者による妄想でしかなく、
 母親の母乳を連想させる濃厚な練乳を原材料に使ったことが、この由来だと云う。

 そんなミル●ーが発売されて60年以上が経とうという現代……
 『ママの味』など比較にならないほどのレベルで世間を震撼させる
 とある食品のとあるフレーバーが発売され、物議を醸しまくっていた。

女の子の汗の味……の唐揚げ、だと……?」

 

 決して比喩でも連想でもなく、様々な調味料を試行錯誤することで
 真に“女の子の汗の味”を再現するに至ったという食品の存在に、
 ネットサーフィンに勤しんでいた売れない作家・放生蓮は戦慄した。

 

「アイドルグループとのコラボですし、やっぱりファンの人が買うんでしょうね」

「例えファンでもキツいだろう……。そもそも女の子の汗を摂取する時点で、
 ファンだとかそーゆー垣根を飛び越えて、ただひたすら変態だぞ

「ふふっ、そうですね。――じゃあ、汗だけと言わず私の色々なモノ
 毎日美味しく摂取している先生は、変態を超えた変態ってことで」

 

「え……」

 食事の支度をしますねと台所へ向かう累の後ろ姿を
 蓮はただひたすら呆然と見送るのであった。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

【 2017/08/05 10:15 】

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