夜店浪漫~夏祭りってワクワクするけど意外と楽しみって少ないと思う。
 暑く萎える夏の日を清々しく彩る祭りの夜。

 思い思いの浴衣に身を包んだ繭と澪の双子姉妹は
 離れ離れになってしまわないようにとお互いの手を固く繋ぎ
 沢山の人がごった返す狭い神社の境内を掻き分けて進んだ。

 やがて雲1つ無く澄み渡った漆黒の夜空に大輪の花が音を立てて開き
 釣られて見上げる人々の視線の先で無数の灯篭が一斉に飛び立っていった。

 

(すごく、綺麗……)

 その幻想的な光景に一瞬にして目と心を奪われた澪は
 ふと気になり、繋いだ手の先にある双子の姉・繭の顔を覗き込む。

 するとそこには、同時にこちらに向けられた繭の笑顔が待っていた。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

【 2014/08/04 15:45 】

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