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【最終回:永久に幸アレ】
「天倉螢さん。私と……結婚して下さい」
それは突然の告白だった。 2人の姪っ子たちの付き添いで黒澤邸を訪れた螢に、 黒澤怜が自ら結婚という言葉を口にしたのだ。
螢の心で鳴り響くウェディングベル。
「2人ともお幸せに」雛咲深紅が祝福してくれる。 「叔父さんおめでとう」天倉澪が祝福してくれる。 「叔父さんおめでとう」天倉繭が祝福してくれる。
パチパチと拍手が響く。
「怜を頼んだぞ、螢」麻生優雨が祝福してくれる。 「良かったですね、天倉さん」雛咲真冬が祝福してくれる。 「悔しいけれど、幸せになって下さい」久世鏡華が祝福してくれる。 「一応祝ってあげるわ」氷雨が祝福してくれる。 「たまには他人の幸せを見るのも良いわね」水面が祝福してくれる。 「あうううう良い話ですぅぅ」時雨が祝福してくれる。
拍手はやがて黒澤邸の外からも聞こえてきた。
「本当におめでたいです」水無月流歌が祝福してくれる。 「仕方ないわね。祝ってやるわよ」麻生海咲が祝福してくれる。 「絶対に幸せになれますよ」月森円香が祝福してくれる。 「先を越されたか。おめでとう」霧島長四郎が祝福してくれる。 「お若いって良いですね」水無月小夜歌が祝福してくれる。 「きっと大事にしなよ」灰原耀が祝福してくれる。
螢と怜の2人を囲んで、皆が祝福してくれる。 まるで某有名アニメのラストシーンのような、奇蹟の光景。
螢の頬を一筋の涙が伝って――落ちた。
みなさんこんにちは。 当【絶対零度。】、日々の暇潰しでのご利用ありがとうございます。
皆様の支え・応援によって、飽きっぽい私月華も今日まで頑張ってこれました。 そして誠に突然ではありますが、 当【絶対零度。】は本日をもって閉鎖することと相成りました。 みなさん今までのご利用誠にありがとうございました。
最後に、今まで酷い扱いだった天倉螢を祝福しつつ、最終回とさせて頂きます。 ↓続きを読む↓より天倉螢の、その後の幸せ生活をどうぞ。
それではみなさん、またどこかで会う日まで。
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